内視鏡検査
内視鏡センター明石西が発足しました
消化器疾患の診療と内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)に特化した専門部署として、2022年9月1日より中山クリニックの中に「内視鏡センター明石西」が発足しました。 当センターでは一般内科診療だけでなく、食道、胃、大腸、肛門、肝胆膵といったおなかの病気全般について医療を提供しています。内視鏡専門医による胃や大腸の内視鏡検査も 積極的に行っており、チーム医療で安心安全な診療と検査を提供いたします。おなかの症状に限らずお気軽にご相談ください。
当センターの内視鏡検査の特徴
つらくない
洗練された挿入技術と繊細で丁寧な内視鏡操作により苦痛のすくない内視鏡検査を行っております。また、麻酔(鎮静剤と鎮痛剤)は、検査に伴う不安や緊張を和らげるために使用します。ウトウトと眠たくなり、多くの方が快適に検査を受けていただけます。麻酔がかかっている間は生体モニターを完備し、最新の内視鏡ベッドを使用して、安心安全な検査を実現します。
確かな診断力
松本センター長は明石市民病院で500例を超える早期消化管がんの治療に携わってきました。確かな診断力で早期の病変も見逃しません。
丁寧な説明と適切な治療
検査の後は内視鏡画像を患者さんと見ながら、わかりやすく説明します。また、検査の後には病状に応じた適切な治療を丁寧に行います。
迅速かつ継続的
治療が必要な悪性病変等が発見された場合、提携病院(明石市民病院、明石医療センター、神戸大学病院)と連携し、迅速に対応します。術後のフォローも当センターで責任を持ってお引き受けすることが可能です。
徹底した安全衛生管理
学会の定めるガイドラインに則り、高水準消毒薬を使用した自動内視鏡消毒洗浄機により、確実に消毒・洗浄をしています。
同日、胃大腸内視鏡検査が可能
自覚症状や貧血などがあり、胃と大腸内視鏡両方の検査が必要な場合は、同じ日に連続して検査を受けていただくことが可能です。
「おもてなしの内視鏡検査」
検査前の段階から、患者様に「おもてなしの心」を持って説明します。検査の間・検査の後も、チーム一同おもてなしの心で、安心安全な検査を提供します。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)について
このような方は当センターでの胃カメラをおすすめします
- 胃がん検診をしたい
- バリウム検査(胃部X線)で異常を指摘された
- ピロリ菌の感染を指摘された(過去に除菌歴がある)
- ピロリ菌に感染しているかどうかが心配
- おなかの痛み、不快感、胸焼け、膨満感がある
- 喉や胸のつかえ感がある
- 便が黒っぽい、貧血がある
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍になったことがある
- 咽頭がん、食道がん、胃がんになったことがある
- 短期間で体重が減少した
- 家族が胃がん、食道がんになったことがある
- いつも胃カメラ(胃内視鏡)が苦しい
- 前回検査がつらかった
胃カメラは 鼻または口から内視鏡を挿入して、のど(咽頭・喉頭)・食道・胃・十二指腸の病気を調べる検査です。粘膜の状態を細かく観察できますので、炎症や潰瘍、ポリープの有無が瞬時に分かるだけでなく、わずか数㎜の早期がんを発見することもできます。検査に使用するのは、細径(先端部:5.8mm)の胃カメラです。細くても非常にきれいで明るい画質のカメラですので、精度の高い検査が可能です。異常が見つかった場合には、必要に応じて小さな組織を取り(生検)、顕微鏡による病理検査で診断を確定します。検査にかかる時間は5〜10分程度です。胃と腸のどちらにも症状があり、胃カメラ・大腸カメラ両方が必要な場合は、同じ日に続けて検査を受けていただくことも可能です。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)について
このような方は当センターでの大腸カメラをおすすめします
- 排便時に出血があった
- 検便で便潜血陽性がでた
- 便秘や下痢あるいは便回数が多く悩んでいる
- 便が細くなった
- 腹部膨満、腹痛がある
- 大腸ポリープを指摘されたことがある
- 赤身の肉やお酒が好きだ
- 肥満気味である
- 短期間で体重が減少した
- 家族が大腸がんになったことがある
- 40歳を過ぎて大腸内視鏡検査を行ったことがない
大腸カメラは 直腸から盲腸と小腸末端について、もっとも高い精度で観察できる検査です。病気を診断するための生検や、検査中に発見されたポリープや早期大腸がんの治療を行うことができます。
鎮静剤を使用した内視鏡検査
内視鏡装置の改良や検査技術の向上により、検査に伴う苦痛は以前より軽減しています。しかし過去に受けた検査がとても苦痛であったため、それがトラウマになって検査を受けること自体に不安を持たれている方は少なくありません。 当院ではそういう方々の不安や苦痛を軽減するために鎮静剤を使用し、少し眠たくなった状態での内視鏡検査を導入しています。(薬の影響で、検査後も少しふらつくことが多いので、検査当日は自転車、バイク、車でのご来院はご遠慮下さい)
胃・十二指腸潰瘍の治療
胃・十二指腸潰瘍は、以前は胃酸過多やストレスが大きな原因であるとされてきましたが、近年、ヘリコバクター・ピロリという細菌(通称ピロリ菌)が原因であることが証明されました。また、最近の研究では、胃癌の発生にも関与している可能性が示唆されてきております。当院では、胃カメラを施行した際に、胃・十二指腸潰瘍が認められた患者さんには、ピロリ菌の存在診断も同時に行っており、胃酸分泌抑制剤による治療のほかに、ピロリ菌が認められた場合には積極的に除菌治療も行っています。
大腸ポリープ切除手術
大腸ポリープは検査と同時に切除可能です。切除した場合には、ポリープの大きさや数によっては、数日間の入院が必要となる場合があります。