
有床診療所での医療ソーシャルワーカーってどんな仕事??
みなさんは医療ソーシャルワーカー(MSW)として働いていて、このような経験はありませんでしたか?
- ・医師から「この患者、まだ退院できないの?」
- ・看護師から「認知症対応で手が取られるからこの患者を早く退院させて」
- ・患者家族から「病院から追い出されるんですか?入院してまだ数日ですよ」
- ・上司から「この患者の転院調整を早く進めて」
- ・法人から「病棟稼働率が低い、入退院が少ない。」
相談援助がしたかったはずなのに、気が付くとシステムの一部となって流れ作業のような日常に追われている。
今、この記事を読んでくださっている方々にも様々な想いがあることでしょう。
この記事を通じて、病院とは少し違った『有床診療所』での社会福祉士の仕事を知っていただければ幸いです。
医療機関の特色
病院は ①特定機能病院 ②地域医療支援病院 ③その他の一般病院と大きく3つに分類され、さらにそこから、高度急性期、急性期、回復期、慢性期に分かれます。では、有床診療所はどこに分類されるかというと、急性期と回復期の真ん中の立ち位置になり、比較的軽度の急性疾患や手術後の短期療養が主な役割となります。ですから、救急車が頻繁に出入りするような高度急性期や急性期の病院とは異なりますが、だからと言って回復期のように患者が長期入院してリハビリができるというわけでもありません。
有床診療所でのMSWの仕事について
中山クリニック(整形外科、消化器内科の有床診療所)で活躍するソーシャルワーカーの仕事内容について、説明します!
- 入退院調整:多くの医療機関では100床以上の病床数があり、救急患者の受入れと、それに伴う急な入院がありますが、中山クリニックでは入院患者の9割は予定された入院であることが大きな特徴です。ですから、患者さんに「今日、明日で退院して」と、無理な退院調整をかけることはありません。1ヶ月あたりの入退院数は70人弱程度ですが、4泊5日や1~2週間等の予定入院のため、ゆとりのある患者目線の調整ができます。
- 相談援助:これは医療機関の特色が強く出る部分ですよね。入院させられないから〝 当日入院できる転院先を探す 〟施設基準の〝 在宅復帰率70%以上 〟のために仕事をしていませんか?中山クリニックでは退院される患者様の98%が自宅へ退院されるので、介護保険サービス等の調整や退院後の診察予約などの在宅支援をメインでソーシャルワークができます。
- 多職種協働:「看護師に意見しづらい」「医師と話がしづらい」と職種が異なることで距離を感じることはありませんか?中山クリニックでは、医師・看護師・理学療法士・MSW・薬剤師が毎朝一緒に病棟をラウンドしています。医師の指示、病棟生活の様子、リハビリの進捗状況、入院予定の状況、退院後の医療(XPフォローや投薬)などを情報共有して、退院に向けて協同します。
- 社会福祉の活用:中山クリニックでは退院される患者様の98%が自宅へ退院されるので、介護保険サービスの新規導入や調整がメインです。地域の介護支援専門員と協同して必要な支援につなげます。
- 前方支援と後方支援:中山クリニックでは、前方支援の入院時支援室、後方支援の地域連携室で役割を特化させることでそれぞれの専門性を特化し、入院する患者の9割を予定入院でコントロールすることを実現しています。総合病院と変わらない入退院のオペレーションが魅力です。
まとめ
有床診療所での医療ソーシャルワーカーの仕事に興味を持ってくださった方、ぜひ私たちと一緒に一緒に働きませんか?
兵庫県明石市にある中山クリニックでは、皆さんの人間力と情熱を高く評価します。笑顔と健康でみんなを幸せにすることを共有する目標に向かって、一緒に成長しませんか?
ご質問や興味がある方はまずは当院の採用ページをご覧いただき、職場見学へお越しください。
www.akashi-n-clinic.com/saiyou/bosyu-post/msw/(中山クリニック MSW求人ページ)
