
医療ソーシャルワーカー(MSW)の仕事紹介
病気やけがで入院した患者と家族を支える、医療ソーシャルワーカー(MSW)。その仕事の範囲は、相談援助から関係機関との連携まで、多岐にわたります。
この記事では医療ソーシャルワーカーの仕事について、担う役割から具体的な業務内容、活躍の場まで詳しく説明します。また必要な資格についてもご紹介しますので、医療ソーシャルワーカーを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.医療ソーシャルワーカー(MSW)とは
2.医療ソーシャルワーカーの役割
3.医療ソーシャルワーカーの仕事内容
4.医療ソーシャルワーカーになるには
5.社会福祉士とは
6.まとめ
医療ソーシャルワーカー(MSW)とは
ソーシャルワーカーとは「社会福祉士」の有資格者の総称で、医療機関で働くソーシャルワーカーのことを医療ソーシャルワーカー、またはMSW(Medical Social Worker)と呼びます。
医療ソーシャルワーカーは、医療機関における福祉の専門職です。
病院で入院生活を送る患者さんは、病気の痛みだけでなく、治療費の心配や、退院後の生活への不安など、様々な悩みを抱えています。そうした患者さんやご家族から話をじっくりと聞き、一人ひとりの状況に合わせた支援を行います。
医療ソーシャルワーカーの役割
患者が治療や療養に専念できるように、患者さんの抱えるさまざまな問題の把握・整理・解決を行うのが、医療ソーシャルワーカーの役割です。
例えば、医療費の負担に不安を抱える患者やそのご家族に対しては、利用可能な社会福祉制度やさまざまな支援サービスを案内することが求められます。医療ソーシャルワーカーには、制度やサービスだけでなく、保険や法律に関する幅広い知識を持ち、それを活かして適切なサポートを提供する専門性が必要です。
医療ソーシャルワーカーの仕事内容
具体的な仕事については以下の4つです。
- 相談援助:患者さんやそのご家族からの相談に応じ、経済的な問題、退院後の生活、社会福祉に関することなど、さまざまな悩みを聞き、解決に向けて一緒に考えます。
- 退院支援:退院後の生活がスムーズに送れるよう、必要な医療や社会福祉サービスの紹やその調整、関係機関との連携など、退院計画の作成と実行を支援します。
- 多職種協働:医師や看護師、理学療法士など、患者に関わる各専門職と連携し、患者さんの状況を共有しながらより適切なケアを提供できるよう調整を行います。
- 社会福祉の活用:患者さんやご家族が利用できる地域の社会福祉サービス、医療機関などの情報を提供し、必要な支援につなげます。
医療ソーシャルワーカーになるには
医療ソーシャルワーカーとして働くために、必須となる法的資格は存在しません。
しかし、多くの職場では採用条件として「社会福祉士」の資格を求められることが一般的です。
社会福祉士とは
「社会福祉士」は、社会福祉援助にまつわる専門的な知識と技術を持っていることをあらわす国家資格です。次のいずれかの条件を満たすことで、社会福祉士国家試験の受験資格が得られます。
- ・4年制大学で指定科目を修了して卒業する
- ・2年制、または3年制の短期大学などで指定科目を修了し、指定の施設で2年、または1年以上の相談援助業務に従事する
- ・社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業する
- ・社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業する
- ・MRI検査で早期発見・早期治療を心がける
試験では、人体の構造や心理にまつわる領域から社会保障や福祉にまつわる制度・サービスまで、全19の科目群から幅広い知識が問われます。
▶詳しい受験資格のルート図はこちら
まとめ
医療ソーシャルワーカーという仕事に興味を持ってくださった方、ぜひ私たちと一緒に一緒に働きませんか?
兵庫県明石市にある中山クリニックでは、皆さんの人間力と情熱を高く評価します。笑顔と健康でみんなを幸せにすることを共有する目標に向かって、一緒に成長しませんか?
ご質問や興味がある方はまずは当院の採用ページをご覧いただき、職場見学へお越しください。
www.akashi-n-clinic.com/saiyou/bosyu-post/msw/(中山クリニック MSW求人ページ)
